「伝達麻酔の痺れが痛い!?」手の粉砕骨折手術を受けてきた
先日の記事の通りバイクにて70km/h程度で巡行している最中にタイヤロックからの自損転倒事故。その結果手の粉砕骨折にて年越し入院及び手術となった顛末の次第である。
バイク乗りにとって事故は避けがたい事態が起こることは当然であり、骨折で手術など十分あり得るが、やはり、、、
「手術は怖い!痛い!?麻酔ほんと大丈夫!?」
という心境だったのを分かち合える方々がこの記事を見てくれることを期待して執筆していきます。
術後の手(血色悪いのは事故による痣などが原因
■手術は痛い!?
手術で一番聞きたいのってこれですよね。(え?違うって方は肝が据わってて尊敬します)
一言で言うと、思ってるほどの痛みではありません。もう少し詳細に書いていきましょう。
まず、私は眠っている間に手術の終わる全身麻酔ではなく、片腕の感覚を取り払う伝達麻酔でした。局所麻酔の一種ですが、腕ごと感覚を取り払うため局所麻酔より大掛かりなものであるとおもいます。
手術前には感染症予防のため抗生物質の投与が必要となり、腕に点滴を刺すのです。
献血で点滴は慣れてるので大丈夫、、、と言えない程の太い針。可愛らしい看護師さんから
「かなり痛いんで先に言っておきますね^^」
なんて笑顔で言われるので、もれなく喜んで刺されたのですが、通常の注射の3倍程度痛い。というか針が三倍ほど太い。
怖がらせる気はないので付け足す訳ではので加筆 → 耐えられない痛みではない。
普通の注射なら間違えても仏の顔も三度までなんて言えますが、これは言えない。ミスったら許せない(あの笑顔なら許す)。
一番左の針を無理やり刺される感じ(サンプル注射針の太さ
次にオペ室まで看護師さんと歩いて向かい、手術台に乗せられます。病院が良かったのか医師も看護師も患者(自分)の不安を和らげるために麻酔後痛みがないことの確認をするなどこと細かく説明してくれます。看護師さんは適宜笑顔で話しかけてくれます。これらは本当に不安が和らぎました。
そして先ず施す施術が「伝達麻酔」。脇からするタイプと肩からするタイプがあるのだが、自分は肩からです。
先生が超音波機?で神経を探って、そこのポイントへ注射をする。すると腕や指にビビッ!!と電気が走るような痺れが起こるので、そこを伝えると先生が麻酔薬?の注射を指示する。これを何度か繰り返す。
この伝達麻酔による痺れですが、足がつる前のような不安感がありました。地味に痛いのです。だが耐えられないことはない。寧ろ人によっては気持ち良いとさえ言うかもしれないレベルでさえあります。自分はM気質が薄いのだろうか。
麻酔後、麻酔が効いてくるまで10分程度待つ。程なくして先生から「そろそろ手術始めるのですが、手の感覚どんな感じ?」と触られるが、
自分「感覚があります」
・・・・・嘘だろ、これで切るのか、、、無理だぞ、、、手が普通に動くぞ、、、
これは嘘のような本当の話ですが、顔はポーカーフェイスを貫き通すも、怖くて足の激しい震えが止まらなくてお恥ずかしい限りでした。
先生「これは?」
自分「・・・・・ちくっときます(何をやった?ちくっときたぞ。)」
先生「それじゃあ手術始めます^^」
自分「・・・・・・はい(嘘だろ!?手の感覚あるぞ!?痛くて叫ぶぞ!?」
先生「うぃぃぃいっぃいぃぃぃっぃん!!!!!」
自分「・・・・・!?(あきらかに手のを電メスで切開されているが痛くない、煙草さえ吸えそうだ。と、冷や汗をかきながら思う)」
先生「(助手医師へ)もっと切って、、、うーん、まあ大丈夫か」
自分「・・・・・(大丈夫なんか?本当か?眠いなあ)」
ここにきてやっと手術の痛みがないことに安堵し、看護師さんと会話ができるくらいになった。
・・・・・・一時間後
先生「手術終わり!無事に完了です^^」
と力強い言葉を頂き、すぐさまレントゲンを見せてくださいました。
バラバラだった骨がキレイに手の形をしていてびっくりすると同時に、手に異物の金属が大量に映っているレントゲンにもびっくりしました。
入れたのはピンが5本ほどにプレートやボルトなどなど改造人間になった模様。
尚、麻酔は執刀開始時より効いており、手の感覚は全くなく完全に「棒」状態です。1mmも動かせませんでした。
その後は歩いて自室へ戻り、抗生物質を飲んでパーティフリータイムです。結局手術が12時~、麻酔が夜の21時過ぎまで効いており、術後の痛みも少しはあるながらも、たいしたことはありませんでした。
結局のところ大きな不安は杞憂でした。手術ははっきり言って伝達麻酔のおかげで全くといって良いほど痛くなく、医師や看護師も不安を和らげる最大限の努力を十分に感じれるほどしてくださいました(後者は病院が良かったから?)。
逃げるべき
看護師による点滴ミス。
これくらいでしょうか。本当に終わってみればこそですが、安心できます。
これから同じような体験をした方がこの記事をみるかもしれませんが、手術は全く痛いものではありませんでした。
しかし自損にしても被害者であったとしても怪我をしないにこしたことはないので、今回の教訓を少しでも次に結び付けられるように頑張りましょう。
以上、手の粉砕骨折手術記録でした。皆様お大事に。