今や何をやっても言われる「ブラック企業」。

これだけ世間から批判されていればブラック企業も減るかと思えば、さっぱり減っている様子もありません。

 

 

もう何がブラック企業なのかも分からなくなってきたので一度ブラック企業の特徴をまとめておこうと思います。

あなたの会社はブラック企業ではありませんか?

 

 

 

 

第1位、サービス残業が多い

昔の老人たちは「俺は若いころ200時間は月に残業していた」なんてよく居酒屋で武勇伝を語っていますが、

 

 

200時間て無理でしょ!?

 

 

週休二日で毎週1日は休日出勤12時間して48時間。

平日は毎日終電近くまで仕事して5時間×21日で105時間。

合わせて153時間。これだけでも現代っ子は耐えれないよ?それなのに我慢できないあの世代が耐えれるとは到底思えない。

 

 

嘘だ嘘だ嘘だ。

 

 

ブチャラティさんの特技も言ってるじゃないか「嘘」だって。

 

 

真偽のほどは正直分かりませんが、こんなサービス残業をさせられているあなたの会社はかなり真っ黒かもしれません。

むしろ、一日1時間のサービス残業さえ、現代ではブラック企業の仲間入りなのかもしれませんね。

 

 

昔にとある企業から「社員に訴えられた!おかしい!納得いかない!!」という相談を受けた経験があります。

内容はばらせないのでぼかしますが、その会社は朝士業の1時間前には出社が義務図蹴られており、なおかつその時間は体操にあてられていたそうです。

 

社長曰く「社員の健康の為だから労働時間ではない」そうですが、正直苦笑いしかできませんでしたね。

あまりに滑稽でとりあえず訴えられているんだから控訴したければ弁護士紹介しますといことで後日敗訴して終わったのですが、人によってサービス残業の感覚ってかなり違うもんなんだなっと思いました。

 

 

 

 

第2位、罵詈雑言が飛び交う職場

いわゆるパワハラ、モラハラです。

比較的人生に幸せを感じていなさそうな老人が会社での立場を生かして偉そうに怒鳴っている姿をよくみかけます。

 

筆者が新卒で入社した機関でも酷いパワハラが横行しており

 

「これが社会か」

 

 

なんて洗脳されていましたが、違いますよ。そこのあなたも騙されていますよ。社会はどこもかしこもそんなのばかりという訳ではありません。

怒られるという点や鬱陶しい同僚の嫌がらせはどこでもあるでしょうが、人間の尊厳を失うレベルの叱責や罵詈雑言が飛び交う職場はブラックと言ってよいでしょう。

 

それにしても、怒鳴り散らす人のプライベートの不憫さに今では憐れみさえ感じます。きっと中身がからっぽなのです。あまり気にせず頑張って働きましょう。

 

 

 

 

第3位、謎のクビきりがある

懲戒解雇級の失態を起こしてのクビは分かりますが、ブラック企業では上司や社長の感情一つでクビが発生します。

 

因みにこのクビの対象は平社員に留まらず、主任や課長など役職者にさえ襲い掛かります。

 

入社前に気づくことが難しいブラック具合ですが、家族経営の企業であれば大企業であっても要注意です。何度も言いますが冗談ではなく要注意です。家族経営ってなんでこうもブラック企業が多いのでしょうか。

 

 

 

 

会社がクビという横暴を働けるのには2手理由があるように筆者は感じます。

 

第一に、会社の人事権は非常に強力なので社員の嫌がる配転はおおよそ全て可能であることです。

事務職しか嫌!という社員やもう気力を失った無気力社員をやめさすためにわざと営業に配置転換して退職を促すということが合法に可能な事が非常に多いです。

 

第二に、クビで違法だと訴えられても思った程の賠償額とならない点です。せいぜい給与の半年分に加えて慰謝料100万以下というところが限度の相場のようです。

 

 

以上から会社が違法であっても社員に対して強気に出られるような空気になってしまっているのだと思います。

必至に裁判しても精々数百万で、更に言えば人生もお先真っ暗となれば会社にすがりつくほうがましと考え苦労している方もきっと多いことでしょう。もう少し改善されたら良いのですが、前例ができないとなかなか変化には期待できなさそうですね。

 

 

毎日毎日クビを気にして仕事をすることはかなり辛い面があるので、これも十分にブラック企業の特徴と言えるでしょう。

 

 

 

番外編、人がすぐに辞める(入れ替わりが激しい)

大体、本当に大半は人間関係が原因でやめていくのですが、人の入れ替わりが激しいということはその会社には少なからず魔物が高確率で潜んでいます。

 

人間関係をこじらせる魔物が一人でもいると何故か部署の雰囲気って悪くなりませんか?

筆者は仕事柄色々な企業をみるのですが、凍ってる部署っていうのは離職率が妙に高い傾向があります。

 

私語の無い完璧な職場と言えばそうなのでしょうが、それが正解かどうか筆者には次第に分からなくなってきました。

人と人が関わる以上、仕事上の会話だけでは良い雰囲気は生まれないのではないでしょうか?激しい私語は当然ダメかと思いますが、少し緩い業務に関係する雑談など出来る方が報連相の行き届く良い部署になるような気がします。

 

とにもかくにも、ブラック企業を見分ける点で「人がすぐ辞める」はブラック企業ポイントが高めですので番外編にランクインさせておきます。

 

 

 

 

以前よりブラック企業の敷居は下がってきた気もするので安易に転職はおすすめできませんが、「もう限界」となって壊れる前に自分で次のステップを検討することもブラック企業から潰されない為に重要かもしれませんね。

 

以上、ブラック企業の特徴ベスト3でした。