「最短独学」社労士勉強方法のおすすめ
年々合格率が統計上低迷している社労士ですが、一方で人気は健在。
人事で人の評価や育成に携わりたい方、昨今話題の社会保障の造詣が深くなりたい方、はたまた資格マニアの方まで、手に届きにくそうで手に届きやすい目指したくなる資格であることに疑いの余地はないかもしれません。
しかしながら暗記だけ、択一と選択だけの論述なしの資格とは言え、難関は難関。適当な勉強では合格できません。
そこで筆者が経験からおすすめしたい勉強方法を紹介していこうと思います。
尚、勉強時間はおよそ1年かかるなんて巷では言われてますが、サラリーマンであれば余裕を見て4ヶ月あれば十分です。
1日継続して1時間を当然に勉強にあてるつもりの勘案ですので、酔っても勉強してみる努力は必要です。
よく言いますが継続さえすれば勉強は誰でも平等にできます。数学の素養も全く必要ない為勉強に自信がなくても全く問題無しです。
社労士の試験内容って?
先ずは一応初学の方の為にも社労士試験の概要のおさらいを簡単にしておきましょう。
▪️試験方式
選択式及び択一式の午前午後2部試験
▪️試験科目
・労働基準法
・労働安全衛生法
・労働保険徴収法(択一のみ)
・雇用保険法
・労働災害補償法
・労働一般(育休や401kなど法務中心)
・健康保険法
・国民年金法
・厚生年金法
・社会保険一般(白書の動向など)
以上で全てです。労働契約法や組合法などがないように思われますが、労働保険一般など「一般」という謎の広範囲科目から出題されますので、基本的に労働や社会保険に関わる全てが試験範囲です。
試験概要おさらいは以上!
テキストは読む必要なし
初学であるとよくわからない為、先ずはテキストを一周、、、など考えてませんでしょうか?
不要です!
断言します、不要です。
何故なら挫折してしまう可能性が高い事に加え、とにかく時間の無駄だからです。
社労士の試験は上記で紹介した通り複数の法律科目があり、年金法を筆頭に一個一個の範囲内容が恐ろしく大きいです。尚且つ内容は一回読んで試験に答えれる程薄くもありません。
せっかく通読して問題を見たらさっぱり分からないなんて状態に陥る可能性95%です。どうせ分からないのでテキストは捨てましょう。テキストにお金かけるなら誰かと飲みに行った方が楽しいです。
スタートは択一過去問から
「テキストで分からないのに問題にいきなり入るの!?」
と、多くの人々がが思うでしょうが、そう、いきなり問題に入ります。しかも過去問がおすすめです。むしろ過去問以外必要ないかもしれません。
何を言われても納得されないかもしれませんが、テキストを読んでも分からなかったのにも関わらず、問題集だと説明が分かって2回目で大半が解けてしまうのです。
これが本当に冗談ではなく解けてしまう上に、本試験にも遜色なく対応できます。確約します。
胡散臭いおじさんみたいで申し訳ないですが、何題か解いて解説を読んでみてください。問題なく理解できると思います。更に翌日復習すれば理解して解答できるはずです。実は一題一題はその程度の内容なのです。
更に言えば択一も選択も問題集は1冊で十分過ぎます。
広告する気は一切ないのでリンクは貼りませんが、筆者はTACの過去問準拠である以下2冊のみを使っています。
択一:合格のツボ
選択:合格のツボ
、、、一緒やないかい!って関西弁で突っ込まれそうですが、選択と択一で一種類づつあって問題量もあり、この2冊だけで合格に全く問題なしです。
選択式の勉強に入るタイミング
内容の難しさで言えば択一>選択であると筆者は感じますが、勉強は択一から勉強を強くおすすめします。何故なら、
「択一が解ければ選択の半分は本当に解けてしまう」為です。
嘘でしょ(笑
と思われるかもしれないですが、これまた本当です。選択は法表記の穴抜け問題が主体ですので、択一の問題や解説の内容がそのまま選択で問題として出ます。当然本番も似たような内容がでます。
4ヶ月のうち、先2ヶ月で択一を三週くらいは出来るので、そこで殆ど択一の基礎知識は問題なしです。残りの二ヶ月は選択と択一をただひたすら反復学習及び余裕が出てこれば気になった部分について背景情報の検索です。
これで合格です。
何度でも言いますが、たったこれだけで合格できます。
最後に
社労士は合格率が低く難関と言われますが、ちょっと語弊があるような気がします。
受験資格がなく、暗記だけの先行知識がなくとも挑戦し易い資格なので、母数が増える一方で挫折者が多く合格者層が少ない点に筆者は少々難関と言われる語弊を感じます。
確かに結果で言えば数パーセントの合格率なのかもしれませんが、例えば数学のアクチュリーなどの合格率10%と比較して、数学に自信があるうちの10%と初学者集団が多く入り混じる10%ではあまりに合格率数字の重みが違いすぎるのではないでしょうか。
ここで言いたいことは、社労士の低迷する合格率に惑わされずに、あまり敷居を高くみつもらず是非社労士試験に挑戦してみ欲しいということです。
簡単では決してなく勉強することは必須条件ですが、やってみると意外と「あれ?簡単か?」なんて思えてしまうような試験の筆頭候補でもあるため、是非気が向いたら問題集片手に挑戦してみてはいかがでしょうか。