皆さん仕事をenjoyしてますかー!?

はい、してませんよね。そうですよね。お疲れ様です。

そうなんです。仕事って上司から怒られたり、無理難題を課せられたり、人間関係複雑だったり、休みが少なかったりと大変なことが多いのです。
きっとそういうことが嫌で仕事を辞めてしまう人や、働くこと自体を避けてしまう事もよく分かります。
 
 
 
かく言う私の友人も巷で言われる”ニート”というaround30の流浪人(男)です。
そんな彼が時折飲みにいくとよく言っている言葉があります。
 
 
「年収600万程度でいいから事務職に就きたい」
 
 
 
 
「年収600万程度でいいから」
 

 
 
 
・・・いや、職歴なしでそれは無理だからね。
 
 
しかし、「事務職に就きたい」職歴なしでもニートでも「事務職に就きたい!」は可能であると思います。
 
 
仕事柄、社内で毎日のように履歴書や採用状況などを見ているのですが、男性にとって狭き門である事務職に就ける方法を見出したので考察していきたいと思います。
 
 
 

■極悪ブラック経理事務職(正社員)に就職 → 1年後に他企業の経理事務へ転職

まず結論から。上記が一番実現性の高い事務職への道だと考えます。
まず、採用の段階で見るのが「実務経験があるかどうか」。新卒を育てる企業でもない限り、来てもらったら即実践投入なものですから、やはりここが重要になってきます。
 
そこで、まずは事務職としての「職歴」を付ける必要があります。
 
「それができねえからここを見てるんだよ!!!」
 
 
なんて言いたいですよね。そうですよね。しかし、実は事務職にも抜け道があります。

”ブラック事務職”という事務職です。
ブラック事務職とは、

・休日少ない
・規模小さい
・給与安い
・休日シフト制

という4Kを兼ね備えた事務職求人です。

実態としてはブラックではなかったりすることも多いのですが、

・年間休日95日(週休とは…?)
・社員3人(ワンマン経営…?)
・総支給15万(生きていける…?)
・休日は会社カレンダー(何それ…?)

ここに就職したですかー!? したくなーい!!!
なんです。実際ハローワークで求人人数などを確認できるので出向いて貰ったら分かるのですが、事務職って普通の求人に30人以上の大量の応募があるのです。
しかし、ブラック事務職にはせいぜい3人程度。まじ!?って思う程、というよりむしろ3人もいるの!?って言いたくなるくらい応募が少ないです。事実です。

   

たしかにブラック事務職で一生働くことは精神的にも金銭的にも厳しいですが、1年耐えることは余裕ではないでしょうか?というより耐えれます。

何度も言いたいですが、社会なんて首になる覚悟があれば余裕です。どうせ1年で辞めるのだから適当に適当に適当に仕事をすればいいのです。でも実務技能は覚えましょう。
社長が何か言いだしたら適当に無視しましょう。上司が何か言いだしたら適当に受け流して無視してokです。どうせ1年ですから。上司は大体頭おかしいですから。

   

1年正社員で事務職で働けば、とにかく次の職へのネタには十分になります。簿記2級持ち未経験と実務1年持ち無資格ならば、後者が有利なことが多いです。
1年を過ぎたら出来れば在職中に、無理ならば退職をもって再就職を目指してみてください。
30歳前後の1年と言うと重要性は高いですが、きっとその1年を費やすことで今までと違う面接官の反応がくると思いますよ。皆さんの事務職ライフを応援しています。

    

では、少し事務職就職のための補足をしていきます。

■何故経理なのか?

事務職っていっぱいありますよね。一般事務、営業事務、経理事務などなど・・・。では何故経理事務なのか。

  
経理は男性求人が多いからです。

why!?
財務に関わる以上、すぐに辞められると会社の経営として困ることが多いため、多くの企業で経理は男性が多かったりします。
下っ端女性で管理が男性という構図ですね。

正直なところ、一般事務のお茶出しやコピー、営業事務など、男性にやってほしいですか?比較的Noです。男性は男性に厳しいのが世の常です。
  

更に経理事務の良い点として2点あります。

1、転職しやすい
2、キャリアパスがある

   

1、転職しやすい
このご時世どんな社内問題に巻き込まれるかわかったものではないです。社長に嫌われたり、同僚とのいざことがあったりと次の職場は決めやすいに越したことはありません。そこで経理です。
専門職だけあって比較的求人のライバル数が少ないことに加え、会社に必須のポジションですから、業務を覚えるほどに何歳になっても職に困ることは他の事務職に比べてかなり少ないです。
  

2、キャリアパスがある
やっぱり事務職といえど「稼ぎたい!」ですよね。事務職は初期の給与が低いことが多く、昇給にもあまり期待できないことが多いのですが、経理事務は違います。

【業務として】
経理基礎(仕訳・年末調整・給与等)

月次・年次決算

税務・管理会計

  
【資格として】
簿記(3→2→1級)

税理士

公認会計士

  
経理の魅力として簡単に考えてもこれだけのキャリパスが当然にあります。もちろんキャリアパスに沿って給与もそれなりに上がることが多いので男性にとってやりがいもあるのではないでしょうか。

  
では最後の補足に移ります
 

■何故正社員なのか

「経理事務の経験を積むだけなら、パートや契約社員の方が入り込むの簡単じゃない?」
「どうせ1年で転職する予定ならわざわざ正社員競争に入る必要なくない?」

  
・・・言われそうですね。
けれども違うのです。正社員経理経験は他とは違う小宇宙(コスモ)を秘めているのです。(小宇宙=潜在能力。by聖闘士星矢)

採用側下っ端としては上長へ面接を進めた理由などの説明が必要で、上長は上長で採用理由説明できないとダメなわけです。
その時に”正社員としての経理経験がない”は大きなデメリットになります。何故なら、”責任なくまったり仕事してる”なんて思われるからです。

  
やはり説得材料としては、”正社員での業務経験”というのは有力となるので、面接も進みやすくなる=採用されやすくなる
  
という採用方程式が成り立つのです。

     
長々と書いてしまいましたが、事務職に就くことは狭き門である一方、就ける人は就けるのです。そのための一助になればと思いますので、皆さんの就活ライフを応援しております。